2011年3月16日水曜日

地震をもって僕自身が感じたこと①

今回の東北地方太平洋沖地震を通しての自分なりのメモを記す。

①発生
2011年3月11日14時46分

震央分布http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Map_of_Sendai_Earthquake_2011.jpg

■発生メカニズム
太平洋プレートと北米プレート境界域における海溝型地震
■パラメータ
震源深さ24km 規模Mw9.0
プレート間でも相当浅い地震で規模は想定外(三陸沖8.5が想定されていた?)
正直僕自身地震の時系列を調べていたがこの深さでこの規模の地震は見たことが無い。
当然司・翠川の式に当てはめれば、相当な地動加速度が観測されるのは間違いない。
11日の東日本大震災で震度7だった宮城県栗原市で、瞬間的な揺れの強さを表す最大加速度が2933galと
重力が持つ加速度の約3倍に達していたことが、気象庁の調べで分かっている。
世界で最初に取れた大きな地震の波形は、1940年アメリカのエルセントロ(カリフォルニア)で記録されたインペリアル・バレー地震(通称エルセントロ地震)340ガル・マグニチュード6.7でこの地震波が一番良く使われている。それと比較しても最大加速度の値に大きな差がある。
今後の耐震設計の際の地震波の策定方法に物議が醸されそうな気がする。これ程の想定外は誰しも予測できなかったというのが印象である。

②地震時
私は地震発生時新宿の紀伊国屋にいた。新宿の典型的なペンシルビルでとてつもない揺れを感じた。
死んだ…。と思われたが幸運にも生きていた。
その後、何が起きたのかわからずニュースを見るとM8.8の地震が発生したことが分かった。
恐らく新宿駅の近くのカラオケ店に映されたテレビで分かったことだが。
駅周辺は大パニックで人でごった返した。
電車は止まるし、店は閉まるし、行く当てを失う。
一先ず駅に行く事としたが、人がごった返していて、JRは当然ながら全て運休。
暫くしても之は埒があかない予感がする。
その後、正直危険ではあったが、漫画喫茶で一夜を過ごす事とした。
情報が一番入り、居場所がある為、悪くは無い判断であったと思う。
状況としては
電話の回線は全てストップ。店は閉鎖。コンビニも在庫切れ。電車は止まる。電気はセーフ。帰宅難民で溢れる。そういった所か。

終電間際になって、各地で私鉄が運行を再開する中、JRは運行を再開できなかった。
脱線するがここの原因をメモ(仮想)
考えられる理由として、地上であること。之は地下鉄に比べて地震に対するリスクが非常に大きい。
①耐震面での線路のゆがみなどの点検の時間。
規模も大きいため、短時間での復旧は困難。
②踏み切りの存在により電力が途切れた場合に混乱を起こす点。
(ただし、電力不足は地震発生から1-2日目くらいから現れる)
③人員不足。
他にも色々あると思うが別にて。

私は始発にて都営新宿線に乗って無事帰宅。親父も会社にて帰宅難民になったそうだ。バナナで栄養補給。

原子力発電所の問題。
今も尚続く。
之に対する考え
・同じインフラ業として避けては通れない。
・原子力の安全性は説明されてきたが、地震と津波の組合せは想定外だった。
・色々な不運が重なっただけ。(専門家の建前)
・一方で、それ以外の日本人はどう感じたかというと、当然「ふざけんじゃね!」だと思う。
・自分達の生活を棚に上げて原子力否定論者になるのは間違いである。
・この二つの間の境目を見つめ直すとてつもなく貴重な機会になったのは間違いない。
・100%はありえない。誰しも分かっているが、いざ起きると溜まったもんじゃないと思う。
建設的な考えを策定しなければならない。
今後世界的に二酸化炭素低減していかない上では原子力発電は重要な役割をしていかなければならない上で、史上最悪レベルでの事故。
・今後原子力を普及するためにはどうしなければならないか?
【問題】
人命を危うくした。              経済活動を止めた。
放射能⇒距離を遠ざけるしかない。       電力⇒リスク分散、緊急時対応の詳細を練り上げる。企業価値の低下に繋がるから。

【技術的な面での解決】
原子力は安全性を保証するためにあらゆるフェーズで防御設備が設計されている。
具体的には分からない。しかし、今回はそのフェーズが作動していないことにまず問題があるといえる。
徹底的に事故調査をしていかなければならない。それこそ想定をして。
今回地震に対してはある程度の耐性はあったと思われるが、津波の想定をうわまわったと捉えられていて、
今後の検討内容としてはそこであろう。
想定には想定外が付き物である。(市民が永久に納得できない。)
誘致の最大の決め手は何か?
お金?

・それほど必要なら、原子力島を作る。
事故後に人命には影響を与えにくいと考えられる。
ただメンテナンス、コストそれらを考えると現実的ではない気もする。
【他の原子力設備はどうするのか?】
・市民は納得しないであろう。
・防災性をどう補うのか?

ヒントはどこにあるのか?意思決定はどこにあるのか?

以上

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